備後地区の木材利用促進に取り組む福山木材振興部会 福山木材振興部会が
2025年4月
に発足しました。

私たち「福山木材振興部会」は木造建築や木質化技術の専門家で構成され、
持続可能な木材利用を推進するための知識やノウハウを共有し、
木材利用促進に取り組む専門集団です。

木材業者が関係機関と
連携
し、地域経済の活性化
目指します。”

木造・木質化の
専門家集団を作る

発足の経緯

発足の経緯

私たち「福山木材振興部会」は、環境保全や脱炭素社会の実現を目指す取り組みとして、木材の利用促進が重要であると考えています。

木材利用は、炭素固定による環境負荷の軽減や地域の林業・木材産業の活性化にも寄与するため、ESG投資などの新たな資金獲得の可能性も広がります。
こうした背景を踏まえ、非住宅建築物における木材利用を促進するため発足する運びとなりました。この部会では、持続可能な木材利用の実現に向けて協働し、具体的な行動を推進していきます。

発足の経緯

会の必要性

「福山木材振興部会」の必要性は、現代社会が直面している環境問題や脱炭素社会の実現に向けた取り組みにあります。

建築物における木材の利用は、炭素固定や再生可能資源の活用により、環境負荷を軽減する効果があります。
しかし、木材利用を促進するためには、建築主や地方公共団体、林業・木材産業、建設事業者など多くの関係者が協力し、信頼関係に基づくサプライチェーンを構築する必要があります。
そのため、各方面との連携を強化し、木材の持続的利用を進めるためのプラットフォームとして「福山木材振興部会」の設立が不可欠です。また、木材利用の推進は、地域経済の活性化や新たな投資機会の創出にもつながり、社会的意義が大きいと考えられます。

会の必要性
これからの展望

これからの展望

「福山木材振興部会」のメンバーが集まり、これからの活動が本格的に始まります。今後は、建築物における木材利用促進の具体策を検討し、関係者間で連携を深めながら、実際のプロジェクトへとつなげていきます。

地方公共団体や林業・木材産業、建設事業者との協働を通じ、持続可能な木材調達の仕組みを構築するとともに、技術開発やノウハウの共有も進めます。加えて、木材利用の社会的認知度を高めるための広報活動やメディアとの連携にも力を入れ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを広く発信していきます。
今後の展望としては、木材利用の普及を通じて地域経済の活性化を図り、ESG投資を含む新たな資金獲得の機会を創出することを目指しています。また、木材利用が持つ環境保全効果を活かし、脱炭素社会に向けた具体的な成果を上げることで、地域や業界全体に貢献していくことを期待しています。

これからの展望

木造にする4つのメリット

  • 県産材などの地域材で建築することで地球温暖化の抑制に貢献します。

    木造住宅は、鉄骨や鉄筋コンクリート造に比べ約4 倍の炭素を貯蔵可能です。
    また、木材は製造・加工時の二酸化炭素排出量が鉄やコンクリートに比べて1/3~1/4程となり、製造過程での排出を抑えられます。
    さらに、輸送過程での二酸化炭素排出量を減らすため、輸入材より国産材や県産材を使用することが推奨されます。

    住宅一戸当たりの炭素貯蔵量と材料製造時の二酸化炭素排出量
    木造住宅(約38坪)の木材輸送過程におけるCO2排出量
  • 県産材を使うことは、森の健全化と山村地域の活性化につながります。

    広島県内では戦後の植林政策で植えられたスギやヒノキが建築材として成長しました。これらは柱、梁、床、壁などに広く利用できます。森は水を貯え、土砂災害を防ぐ役割があり、その維持には適切な林業の支援が必要です。

    広島県内のスギ・ヒノキ人口林の齢級構成
  • 内装に木材を使うと湿度が一定に保たれ過ごしやすい環境になります。

    木材には小さな空洞があり、湿度が高い時に水分を吸収し、乾燥すると放出します。木材を使った部屋と木目調ビニールクロスの部屋で湿度を比較すると、木材を使った部屋の方が湿度が低いことが分かっています。
    また、湿度を一定に保つことで、ダニや細菌の繁殖が抑えられ、インフルエンザ罹患率が低くなるという研究もあります。

    内装の違いによる室内の温度変化の違い
  • 減価償却額算定における耐用年数が他構造より短く、節税効果が見込めます。

    事務所や店舗などの商業施設を建築した場合、木造は鉄筋コンクリートや鉄骨造に比べ減価償却費が大きくなります。
    また、法人税などを算定する際には収益から減価償却費を差し引くため、高い節税効果が見込めます。なお、税制上の建物の耐用年数は実際の建物の寿命とは異なるため、木造が他構造よりも寿命が短いということではありません。
    なお、必要に応じて、登録住宅性能評価機関が建築主等からの依頼を受け、国が定めたガイドラインに基づき新築の木造非住宅建築物の耐久性評価を行う制度が、令和7年度から始まり、他構造並の償却期間の設定も可能となります。

建築物木材利用
促進協定を
活用した
建築物実例

  • 新築工事:川口西こども園1
    新築工事

    川口西こども園

    新築工事:川口西こども園2
  • 新築工事:福山市立大学附属こども園1
    新築工事

    福山市立大学附属
    こども園

    新築工事:福山市立大学附属こども園2
  • 新築工事:想青学園1
    新築工事

    想青学園

    新築工事:想青学園2
  • 新築工事:福山市水呑交流館
    新築工事

    福山市
    水呑交流館

    新築工事:福山市水呑交流館2
  • 新築工事:福山市東交流館1
    新築工事

    福山市東交流館

    新築工事:福山市東交流館2
  • 新築工事:福山市立ふたば保育所1
    新築工事

    福山市立
    ふたば保育所

    新築工事:福山市立ふたば保育所2
  • 改築工事:福山市立常金丸小学校校舎1
    改築工事

    福山市立
    常金丸小学校校舎

    改築工事:福山市立常金丸小学校校舎2
  • 改築工事:福山市田尻高島交流館1
    改築工事

    福山市田尻
    高島交流館

    改築工事:福山市田尻高島交流館2
  • 改築工事:福山市御野交流館
    改築工事

    福山市御野交流館

  • 改築工事:福山市深津交流館
    改築工事

    福山市深津交流館

  • 改築工事:福山城公園北駐車場便所
    改築工事

    福山城公園
    北駐車場便所

  • 改築工事:福山地区消防組合 深安消防署
    改築工事

    福山地区消防組合
    深安消防署

  • 改築工事:福山市立駅家保育所
    改築工事

    福山市立駅家保育所

  • 整備工事:福山市鞆町 町並み保存拠点施設
    整備工事

    福山市鞆町
    町並み保存拠点施設

福山木材振興部会では
市内・県内の
公共施設や非住宅における
木造建築物の導入を促進し、
木材の利用を拡大することを
目指しています。

福山木材振興部会
の特徴

木材のプロフェッショナルが集う
信頼のネットワーク

福山木材振興部会は、木材調達、加工、防腐・不燃処理、設計支援など、多岐にわたる木材関連事業者が集う団体です。
会員になることで、こうした専門事業者との連携が可能になり、新たな取引先やプロジェクトの獲得につながるだけでなく、
既存の事業に新たな強みを加えることができるのが福山木材振興部会の魅力です。

  • 木材調達

    木材調達:素材生産
    素材生産
    木材調達:製材設備
    製材設備
    • 木材調達については幅広いルートを確保し、県産材から外材まであらゆる木材供給が可能です。

    • 構造材から造作材、外構材、デッキ材まで多様な建築物に適した材料を供給することができます。

  • 加工と処理

    加工と処理:プレカットライン
    プレカットライン
    加工と処理:防腐処理加工
    防腐処理加工
    • 建築用材料を構造材としてプレカットするとともに、内装材・外構材への加工もします。

    • 木材を腐れから守るため、防腐処理を行います。不燃、準不燃処理にも対応します。

    • 木が持っているそれぞれの特性(吸音性、調質性、断熱性加工性、手触り、木目の表情・香り)を活かしています。

  • 提案

    提案:構造材製品
    構造材製品
    提案:内装材製品
    内装材製品
    • 木材の特性や用途に精通した専門家が設計段階から参画し、適材適所の材料選定や設計支援を行うことで、建築物の品質向上にも大きく貢献しています。

公共建築物や非住宅の
木造・木質化に関する
相談について

福山木材振興部会は、備後地区の
公共施設や非住宅への木造化・木質化を促進しています。
会員及び協力会社の連携により、幅広いルートでの県産材調達や
木造化等の技術相談に対応します。

相談について 相談について
相談
窓口

TEL:084-931-4045

FAX:084-959-4025

E-mail:mokusin@f-moku.jp

  • 相談内容により会員企業を選定し
    迅速に対応するため、
    メールでの
    問合せをできるだけお願いします。
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木で備後を
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